ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法は、安定して確実に利益をあげられる可能性が高いため、投資の初心者にも人気のある投資法です。
やり方は、毎月一定額を投資にあてて、その金額の範囲内で商品を購入していくものです。
例えば、毎月5,000円を投資に充てようとすれば、毎月その金額に相当する金融商品を購入して積み立てていきます。
例えば、株式を買う場合を例にあげてみましょう。
ある月の特定銘柄の株価が1株1,000円だとすれば、その月は5株の株式を購入することができます。
翌月は株価が1株500円に値下がりすれば、その月は先月の2倍の10株を購入することができます。
一般的には、株価が値下がりすれば持ち株の分だけ損失を被ることになりますが、ドルコスト平均法による投資法では、損失を出している局面は、より割安な値段で金融商品を買うことができるので、トータルでみれば損失をカバーすることができるのです。
先程の例でいえば、2か月間の持ち株は合計15株となり、その月の株式の評価額は7,500円となります。
購入に要した費用は合計1万円ですから、損失は2,500円となります。
こうして、株価の変動にかかわらず毎月一定額を投資に充当するだけで、月々の損失額を低く抑えて、長い目でみれば利益を出す可能性が高めることができるのです。
日々の為替相場の動きに一喜一憂する必要がないので、中長期的に資産を確実に増やしたい人にはおすすめの投資法といえます。